自己肯定感が得られず落ち込んでいた時に、無理やり50個自分に「ある(あった)」もの「できる(できた)」ことを挙げたら楽になった話
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思索
精神的に辛すぎて仕事に集中できず、
加えて今は仕事が忙しくなく、締め切りがあるような仕事がほとんど無い状態。
で、そういう時こそ普段できない「急ぎでは無いけど重要な仕事」を見つけてこなしていったり、
自分のスキルになるような勉強をしたいと理性では思うわけだけど、
考え事ばかりしてしまって、Evernoteにネガティブなことを書きまくったりして時間が過ぎてしまい、
なんて自分は何もできないんだ、努力ができないんだと自己嫌悪のスパイラルに陥るばかり。
このままだと発狂してしまうんじゃないかというくらいまで追い詰められたけど、
昼休みに「努力ができない」というダメダメな文字列で検索していた時に出会ったサイト
この記事を見て少し考えが変わった。
できないという自分を認めて、
できないことにフォーカスするのではなく、
いまあること、いまできることに目を向けてみようと。
いま仕事ができないのは精神的にも辛いことがあった時期だし、
そもそも仕事自体が無い状態で、明確なノルマがあるわけでもないし、
それにちゃんと急ぎで締め切りが明確な仕事が入ったら最近でもこなせているわけだから、
今日仕事ができないのは割り切って、
いまの何もない、何もできないと感じているこの状態のままの自分でも、
無理やり「ある(あった)」こと「できる(できた)」ことが無いかを探してみた。
・物事を注意深く見られる
・滅多なことでは怒らない
・いざ締め切りを求められたときにはアウトプットの提出を間に合わせられる
・質問に対して「わからない」ということをすぐ返さず、自分でも調べてみて何らかの返答ができる
・インターネット広告、アクセス解析などのWebマーケティングについての知識はある
・昔の友達との思い出がある
・昔の彼女との思い出がある
・HSPや内向型であるという自覚
・パチスロ依存に苦しむ人たちの心理が分かる
・アニメを観たり、歌を聴いたりして感動できる
・うつ状態になった人の心理が分かる
・自己肯定ができない人の心理が分かる
・過保護で几帳面で神経質な親に育てられた子の気持ちが分かる
・パズルが得意
・現状に満足しない分、向上心がある
・料理を作ってみたら意外と美味い
・運動は嫌いでもいざやってみると意外とどれもセンスがある
・複雑な折り紙を折ったり、細かい作業は向いている
・忘れ物をすることはまずない
・仕事に集中できない心理が分かる
・暗算が得意
・低音が活きる歌には自信がある
・自分の世界を描きたいという夢がある
・人に対しては愛想良く出来る
・器用貧乏と呼ばれる人の悩みが分かる
・禁煙ができない人の心理が分かる
・日本のSFが好き
・日本のアニメ映画が好き
・印象派の絵が好き
・頭の回転には自信がある
・女の子には割とモテた
・哲学をするのが好き
・最小限の勉強でテストでは良い点を取れた
・自己評価はどうあれ、仕事ができる人だと言われることはある
・物事を簡単には信じない代わりに深い洞察ができる
・本当にどん底に陥ったりする前に、救いとなる出会いがあったり、立ち直るきっかけとなる物を手に入れられる運がある
・単純作業は正確にこなせる
・初めてのことの理解は早い
・ついうっかりということがほぼ無い
・時間感覚はしっかりしている
・準引きこもりと呼ばれるレベルの人の心理が分かる
・絵を描いてみると意外と上手い
・新卒の会社で6年働けている
・というかそもそも大学は卒業できた
・笑いを取るのは上手いのですよ(笑)
・空気はそこそこ読んじゃう
・やっぱりラーメンは好き
・普通にラッセンが好き
・可愛い女の子が好き
・自分が好き
とりあえず50個。
最後の方は書いているうちにテンションが上がってきてふざけ気味ですが、
無理やり書こうとすれば結構でてきます。
何社からも内定をもらえるタイプの学生の自己アピールとか、
FacebookやInstagramにリア充投稿をするような人たちの経験に比べたら
自慢できることでも無い気がするけど、
そういう比較自体がナンセンス。
とりあえず、自分が自分を認めて上げられればいいし、
これだけ無理やり探し出そうとするだけで何か気分が上向きになってきた気がする。
ただ、30年以上も時間をドブに捨ててきたような人生だと思っていたけど、
それだけの時間があれば人間何とか何かは残せているわけで、
逆に自分が人を見て羨ましいと思うのと同じぐらい、
自分も人から羨ましいと思われるものを持っているのだと思えたり。
挙げられたものを吟味してみると、
確かに、世の中一般的に求められそうなスキルはあまり無さそうな気がするけど、
~~な人の気持ちが分かる といったことは何か人助けになるかもしれない。
特に自分が一般的に褒められた人間じゃないからこそ、
同じような悩みを持つ人の気持ちがもしかしたら分かるんじゃないかという気になる。
ありふれた成功体験や、とてつもない努力や苦労をしている体験を聞くと焦るけど、
そういう人ってたくさんいる人の中のほんの一握りだし、
世の中には結局そういう輝かしいストーリーなど無くて人生終える人だってたくさんいるだろう。
でも世の中で成功している人たちと同じようにならなきゃいけない、とか
自分よりもっと努力して苦労している人もいるんだから頑張らなきゃ、とか
そんな風に考えて自己肯定が出来ず、「できない」ことばかりに注目しちゃうんだよね。
周りにある「いい話」は全てフィクションだとでも思った方がいい、
確かに立派だし素晴らしいことだとは思うけど、
それは自分には関係ないのだから。
自分を変えようとしなくても、
いまのままのダメだと思える自分でも、
挙げてみたらこれだけの「ある」「できる」ことが出てくるので、
それでいいじゃないかと思う。
努力をしようとか、頑張ろうとか思わなくても、
自分にとって自然な形で生きていきさえすれば、しぜんと「ある」もの「できる」ことは増える。
それに目を向けようとすることに慣れていけば、
不必要な自己否定にとらわれずに済む。
自己否定をする時間が減れば、
きっともっと「ある」こと「できる」ことは増えていくに違いない。
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