再び、言葉について
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思索
”言葉は心を越えない”
CHAGE&ASKAの『SAY YES』にあるフレーズです。
以前の記事にも書きましたが、
人と人との繋がりでは言葉よりも大切なものがきっとあります。
それこそ、心なのでしょう。
しかし、自分の意見を覆すようですが、
言葉の可能性を限界まで突き詰めてみたい願望もあります。
皆さんご存知の通り、冒頭のフレーズを生み出したASKAは覚せい剤で逮捕されました。
その影響で過去の曲も販売が中止されています。
どんなに栄光や名誉を勝ち取ったとしても、
一度大きな過ちを犯してしまえば、それは即座に剥奪されてしまいます。
けれど、CHAGE&ASKAの曲が販売中止になる前に、駆け込み需要がたくさんあったということは、
ASKA本人がどうであれ、生み出された曲達はやはり良いという証拠なのでしょう。
人間の心は不完全で、年月とともに移ろいますが、
人間が生み出した言葉は、年月を経ても変わることはありません。
こと完全性の観点では、
言葉は心を越えます。
人間は不完全であるからこそ、創作活動によって完全性を求める。
言葉は人間の生み出すものであり、
それは、人間の心がより善くあろうとして求めた結果でもあります。
確かに心のように、言葉より大切なものは多いでしょう。
けれど、”とても伝えたがる” いつも ”心に勝てない” 「言葉」も、
僕には大切で愛おしいものに思えて仕方ないのです。
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