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自分がHSPであることを自覚するまで(2)

公開日: : 未分類

前回の続き

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仕事で上手く行かないことが多くなり、1月は結構ひどい状況だったのですが、

大きな転機が二つ訪れました。ひとつは急な大手企業への出向と、転職のオファーです。

 

まず大手企業への出向については、1月も残り一週間というところで、

急に2月からの異動が決まりました。

かなり辛い時期に引き継ぎ等もままならないまま、ある種人柱みたいな形で常駐が決まったのですが、

パワハラ気質のある取締役と離れたり、問題のあった案件から会社命令によって離れることができたりしたおかげで、

はからずも心機一転して仕事に望むことができたのはありがたい環境の変化でした。

 

仕事自体は、それまでの経験が生きる部分が少なく、それはそれで結構キツいことですし、

自社と比べて、飲みが好きな人が多いとか、大企業だけにより非HSP的な文化が根付いているということもあって、

それなりに気を使うことが多いのですが、でもより閉じられた空気のある自社にいるよりは良い雰囲気で仕事ができますし、

何より、一人でとある広告技術に携わっていた頃に比べて、チームとして仕事に当たるということができているので、

それは自分にとって新鮮な体験となっています。

 

またもう一つ、同じ時期の2月に転職のオファーもいただきました。

話をいただいた会社は、僕が携わっていた広告技術を扱っている企業で、

その話をいただいた方は、僕の持つある意味日本では特異なスキルについて凄く評価してくださり、

提示された条件や、今後のキャリアアップも考えた上ではとても魅力的な条件でした。

 

 

新しい職場でまた新しい自分の進むべき道が見えつつも、勤務条件などは自社に準拠する状態なので、

(IT系の企業では良くある話ですが、実際には自分がどんなに大手の会社の仕事をしていようと、

給与の額や手当などについては、自分が所属する会社のものになって、大手の会社の社員である人とはかなりの差があることになります)

僕がその広告の技術に詳しいことを評価してくれた上で、

今よりも良い条件、そしてその企業の重要な転換期にある仕事の話だったので、

自分が本当に必要とされていること、その会社の重要な時期に参画できキャリアアップの道も示してもらえたこともあり、

かなり本気でその企業に転職することを考えるに至りました。

 

 

そして、実際にそのオファーに対して承諾の返事をする一歩手前

(メールの送信ボタンを押せば、もう手続きに入るところまで)いったのですが、

 

その直前に、本当にこれで良いのか、この返事を送ってしまったら何かもっと大変なことが訪れるんじゃ無いのか。

そういう、その時は踏ん切りがつかなくて優柔不断だと思った考えがよぎって、

オファーを承諾する返事ができませんでした。

 

そして、もう一度本当に自分はどうしたいのか考えることにしました。

 

まずキャリアのことを考えました。

その転職先に行けば、インターネット広告業界の最前線に携われることがわかっていました。

自分のやってきたことを活かせて、給与の面でも今より待遇が良く、

 

大きく引っかかったのは、オファーをいただいた会社の社風でした。

若い会社なのでやりたいことがあれば自分から進んで提案し、実現できる柔軟さがあり、

インターネット広告の領域では日本でもなかなかのシェアも誇り、

そして仲間同士のつながりも深く、旅行やクラブなどの週末の社外活動もWebサイトに公開されていました。

 

そして、それを見て何だかキツそうだなと思ったのです。

 

誰もが好きな仕事に就ける訳では無い、

やりたい訳ではなくそのときに課せられた仕事であっても、やってみたら案外楽しいものだったり、

自分が思ってもみなかった新たな側面を見つけたりできるものですが、

それでも、たまたまこの業界に携わることになっただけで、

インターネット広告業界でのキャリアアップにそんなに興味がある訳ではないし、

夜型仕事の広告代理店を相手にする商売は嫌気がさしていたし、

何より、課外活動などが活発で、仕事以外の人間関係が辛そうだと思ったのです。

 

今の会社に勤めてて良いことは、そういう会社外の付き合いに積極的な人がほとんどいないことなんですよね。

非HSP社会からみれば、コミュニケーション能力だの人脈が大切だの云々言われますが、

自分が特に好きな訳ではない仕事上の関係を充実させたくない。というのが自分の正直な気持ちだと気づきました。

で、あれば少しでも仕事に絡むストレスは軽減させて、

もっと仕事以外のところで人生を充実させたいと思ったのです。

 

そして、結局転職のオファーは断りました。

断った当時は、仕事以外の人生を充実させたいと言うのが、

本心ではあったとしても、非HSP社会における逃げのような気がして、

決断力が無いと自分を責めたりもしましたが、

その自分の本当の気持ちに気づいたことで、その後HSPのことを知り、

すんなり自分がHSPであるということを受け入れることができました。

 

これから躓くことがあろうとも、このHSPという考え方が自分の人生の軸になって立ち直ることができると確信しています。

 

転職云々ではなくて、

まず自分をしっかり見つめ直すことができた。

それによって、適切なタイミングでHSPについてのことが僕の所に舞い込んできた。

そういう運命があったのだと、今となっては思っています。

 

 

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Comment

  1. ヨーコ より:

    転職思いとどまれたのですね。私でも最後のポチっをしてしまいそうでした。
    勢いのある職場は人間関係も濃そうですね。条件が良いことについ目を向けてしまいそうですが、直感を大事にされてきっと良かったと思います。ご自分の中のHSPを大事にされているのがよく伝わってきました。

    • ヌーヌー より:

      ヨーコさん
      コメントありがとうございます。
      高く評価されて舞い上がっていたことも確かにありました。
      今の職場もそれほど積極的に続けたい訳ではないですが、
      仕事で思い悩みすぎることなく、それ以外のもっと楽しいことを見つけていきたいと思っています

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